メルカリでの現金化
一時期、メルカリで現金の出品が相次ぎました。
たとえば5万円の現金を出品した場合、メルカリでの出品額は6万円以上に設定して、出品者は利益を得ます。
購入者はカード決済することによってクレジットカードのショッピング枠を現金に変えることができます。
直接現金に還元されて、振込や現金書留で受け取れるため、個人を相手にしてもスピーディーに現金化できると話題になりました。
しかし、ニュースでメルカリでの現金化問題を大きく取り上げられて、メルカリでは現金の出品の禁止、およびクレジットカード現金化に結びつく出品規制と取り締まりを強化するように変わりました。
現在メルカリは現金化を目的にしたツールとしては、ほとんど機能していないのが現状です。
メルカリ手数料もあるので実質還元率は割高だった
メルカリでの現金化目的の出品は2017年春頃にニュースで取り上げられました。
メルカリは2014年10月より手数料を有料化させて、成約価格の10%を取るようになっています。
つまり、10万円を10万5千円で出品した場合、手数料で1万500円取られるので5,500円の赤字になってします。
そのため一般的には20%~30%ほどの手数料を上乗せして出品するのが相場になり、現金化業者の利用に比べても割高でした。
それでもメルカリで現金購入する人が多かったのは、クレジットカード現金化サービスよりもメルカリの知名度や利用者が多かったからです。
利用者の大半は専門業者で現金化できることを知らずに比較検討せずに利用していました。
現金出品禁止以降もイタチごっこが続いた
現金出品が問題になってすぐに、今度はチャージ済のSuicaの出品が相次ぎました。
当然メルカリはすぐに対応を取り、電子マネーの出品を禁止にする規約を追加しました。
その後は現金+小物のセットやキャッシュバック方式の商品出品されるケースもありましたが、当然すぐに取り締まりの対象になっています。
メルカリは今や個人売買のフリマサービス最大手に成長したので、業界屈指の厳しい取り締まり体制をとっています。
現在は、メルカリでの現金化サービスで利益を得ようとする輩とのイタチごっこも終息しています。
ごく一部で残っている現金化目的の出品
主にブランド品や貴金属を大手チェーンの質屋で査定済の商品になります。
「現金化目的にどうぞ」と記載すると規約違反になるので、○○円で買取店の査定を受けているので値下げするなら業者を使って現金化しますといった表現を使っています。
ただし、現金に変えられるだけの商品が必要なので、出品者側は現金化を商売にするには仕入れの問題もあります。(当サイトの予想では主に質屋関係者など業者の出品がメイン)
また、商品を郵送で受け取って、その後買取店に持っていくので現金を受け取るまで時間もありますし、査定額の表記が正しくなかったり1~2週間の時間経過で価値が下がるリスクもあります。
いずれにしても査定額の提示は、現金化を保証するものではないので利用しない方がよいでしょう。