現金化行為は禁止?
クレジットカードのショッピング枠を現金に変える行為はクレジットカードの規約違反によって禁止されています。
法律的な規制は利用者に対して直接ありませんが、貸金業法にも接触するため適切な取り締まりをしていないとカード会社が法律で罰せられる可能性もあります。
クレジットカードの特性
クレジットカードは買い物やサービスを購入する際の決済代行サービスです。
利用金額は後払いになって分割払いもできますが、借入のカテゴリーではありません。
そのため貸金業法の制約を受けず、年収が低くても100万円以上の利用限度額に設定することも可能です。
また、ショッピング枠を利用するとポイントやマイルが貯まるメリットがあります。
ちなみにクレジットカードのキャッシング枠は消費者金融からの借入やカードローンを利用するのと同じ扱いです。
キャッシング機能を利用しなくても、他のローンやカード発行の新規申込審査を受けるときは限度額の満額は借金をしているように扱われて審査に大きな影響を及ぼします。
つまり、クレジットカードのショッピング枠は買い物をするための決済代行サービスで、キャッシングやカードローンに比べて優遇されています。
カード会社としては現金化目的でもたくさん決済をしてもらえば、カード決済サービスを導入している代理店から手数料が入って利益が出ますが、現金化を容認すると罰則を受けるリスクがあります。
クレジットカード会社は信販会社とも呼ばれていて信用力が重要です。
国からの行政処分を受けてしまうと利用者が離れてしまうためショッピング枠の不正利用に目を光らせて厳しく取り締まりをしています。
法人の資金調達としても可能
キャッシング枠は活用するべき
クレジットカードのキャッシング枠は現金を借り入れるための機能です。
対応ATMを利用すれば限度額の範囲内で自由に現金を引き出すことができます。
お金に困ったときは現金化を利用する前にキャッシング枠を利用できないか確認しましょう。
一部では分割するならキャッシング枠は金利が高いのでショッピング枠現金化を勧める業者もいますが、現金化は業者の手数料と利息を2重に取られます。
1回払い、分割払いのどちらもキャッシング枠で済ませた方が低コストです。
現金化によるペナルティ
利用者は法的罰則はないですが、カード会社から強制解約、一括弁済、信用情報機関への登録などのペナルティを科します。
現金化を利用する際は実績のある専門業者を利用するなど、規約違反にならないように細心の注意を払いましょう。