換金率とは
換金率とはクレジットカード現金化をする際に、カード決済額に対して現金を得られる割合のことです。
たとえば10万円のカード決済をして換金率90%なら9万円、95%なら9万5千円の現金を調達できます。
当然、換金率は少しでも高い方がいいですが、専門業者は店頭表示の換金率と実際に振り込まれる換金率に違いがあるので注意しましょう。
店頭表示条件と実質換金率
専門業者の多くは店頭表示条件より実質換金率が低くなります。
悪質業者の場合は店頭表示が90%以上でも実質換金率が70%未満になってしまうことがあります。
利用するサービスを選ぶ際は店頭表示の条件だけを見て決めるのではなく、口コミなどから手数料や実質換金率との差に関する情報を確認しておきましょう。
店頭表示の換金率より実質換金率が低くなる仕組みをまとめました。
税抜計算のカラクリ
多くの専門業者は、カード決済額は税込だけど、現金化する金額は税抜価格を基準にしています。
たとえば税抜10万円、税込11万円の商品を決済して現金化する場合、決済額に対して換金率90%で計算すれば9万9千円になる計算ですが、税抜価格を基準にして現金化される金額は9万円まで下がってしまい、決済額から見た実質換金率は約82%です。
専門業者を利用すると消費税分を持って行かれるため、実質換金率の相場は優良業者を利用した場合でも80~90%程度になります。
各種手数料
ネット集客している来店不要の専門業者を利用した場合、送料や振込手数料の実費負担を求められることがあります。
いずれも数百円程度の手数料ですが、悪質業者を利用した場合は事務手数料や買取手数料など様々な名目で高額な手数料を取られます。
問い合わせをしてみて、送料や振込手数料以外の手数料が発生する説明をされた場合は、すぐに断って他の業者に相談するようにしてください。
端数切り捨て
専門業者の多くは振込する際に端数の切り捨てを行っています。
一般的な相場は1,000円未満の下三桁の端数が切り捨てになりますが、悪質業者は1万円未満の下4桁の切り捨てをしています。
下4桁の切り捨てをしているような悪質業者は、切り捨て額が多くなるような金額設定の現金化商品しか用意していないので注意しましょう。
おわりに
クレジットカード現金化の専門業者は店頭表示の換金率は高いけど、実質換金率は大きく下がってしまうことが多いです。
決済額と調達額の実質換金率だけを見れば、商品券を買ってチケットショップに売るなど自力の現金化をした方が好条件になりやすいです。
ただし、自力で換金率が高い方法を実践すると、カード会社に目を付けられてペナルティを受ける可能性が高いので注意しましょう。
実質換金率が少しでも高い方法を探すのは大切なことですが、換金率だけではなく最低限の安全性を確保している方法や業者を選ぶようにしてください。
店頭表示の最大換金率が95%以上の専門業者は全て実質換金率が大きく下がってしまうのが、この業界の残念な部分です。